中学生ナイフ製作日記


かねてからの念願だった、中学生にナイフ作りを教えることがやっと叶いました。

    〜なぜ中学生にナイフ作りを教えるのか〜     
 
その理由として
 近年、ナイフや刃物を使った青少年の傷害事件や殺人事件あるいは脅迫事件が急増していることがあります。
このことは私だけではなく、ナイフを作っている人やナイフで仕事=生活している人などに大きな憂いをあたえています。
いろんな原因はあると思いますが、大きな原因の1つにナイフ等に対する世間の間違った見方や認識があります。
それに伴って子どもたちもナイフ本来の存在価値を教えてもらえないまま、武器としてのナイフあるいは自衛のための
ナイフを認識してしまっています。 

私は、本来ナイフは人間が遠い昔、生きていくために最初に獲得した文化(道具)だと思っています。 

こんな時代だからこそ、今の子どもたちに大人がきちんとしたナイフを含めた刃物に対する考え方を
教えるべきではないでしょうか。
危ないものを子どもたちから遠ざけるだけでは何も解決しません。

 従って、子どもたちに刃物に触れる機会をつくることによって道具としてのナイフを強く認識させ、苦労して作り、
自分の作ったナイフに愛着を持たせることによって決して人を傷つけたりすることのない子どもたちになってほしいという
願いをここから発信できればいいなと思っています。




     いくつかの条件をクリアして今年の5月ごろから週1〜2回、1日1時間から2時間を確保して始めました。

5月〇日
  まず、自分の作りたいデザインをトレースし、鋼材に貼り付け、外形の周りにドリルで穴を開けます。
このあと糸鋸で1本1本切り離していきます。
 






5月☆日


切り離したナイフの外形を平ヤスリで成形しているところ。 「けっこうきついな・・・・」「意外と力いるわ〜
とたぶん心の中で思っているでしょう(^O^)